パンフレット制作の依頼先を選ぶ上で意識するべきポイントとは?
パンフレットとは、冊子の形状をしているものを指します。チラシやビラなどと比較すると多くの情報を掲載でき、大きな画像を用いるなど、用途に合わせてさまざまなデザインができる広告形態です。パンフレット制作はさまざまな業者に依頼できます。この記事では、主な業者ごとの特徴や、依頼する際に意識すべきことを紹介しましょう。
パンフレットを作成するメリットを確認!
パンフレットという広告形態では、1枚のビラやチラシでは伝えきれない多くの情報を掲載できます。パンフレットは冊子形式の広告媒体なので、必要に応じてページの数を増やすこともできるでしょう。大きな文字や画像、見開きを活かしたレイアウトにすることで、見てくれる人に印象的な広告や案内を作ることが可能です。大きな写真などを使って視覚的にアピールできるので、ビジュアル的に印象付けたい会社案内や、風景写真などを活かしたデザイン広告を載せたい場合に適しています。
リーフレットとの違いはどこ?
パンフレットと同じく、広告宣伝や案内・説明を目的として作成される印刷物としてリーフレットが存在します。パンフレットもリーフレットも、商品やサービス内容をアピールする文章、写真・イラストなどで構成されていますが、厳密には定義が異なるのです。
簡単にそれぞれの特徴を述べると、「パンフレットは複数枚のページで構成された本のような小冊子」、「リーフレットは1枚の紙に印刷され、場合によっては折りたたまれたコンパクトな広告紙」となります。
リーフレットは折りたたみ方で形が変わり、比較的省スペースで設置でき、受け取った側もスリムに携帯できるのが強みの広告媒体として定着しているようです。パンフレットは比較的薄くて簡易に作られた本のような形で馴染み深く、発信者側として載せたい情報の分ページを増やせるところが強みといえます。
パンフレット制作の依頼先の種類
パンフレットの制作を依頼できる外注先には、大きく分けて5種類あります。
デザイン会社
デザイン会社では、パンフレットのデザインを手がけるデザイナーと直接やり取りできる場合が多く、デザインの細かい要望などを伝えられます。デザインの完成イメージの共有がしやすく、齟齬が起こりにくいところがメリットです。デザイン会社でも得意とする分野は違うため、依頼の際にはよく確認しましょう。
印刷会社
印刷会社でも、パンフレットをデザインから制作してくれるところがあります。デザインから印刷まで一貫して行うため費用を抑えられ、確実に印刷できるデザインを仕上げてくれるのがメリットです。ただし、印刷会社には専門のデザイナーがいなかったり、デザインを下請けに出したりしていることもあります。そのため、デザインにこだわる場合は、イメージ通りに仕上がらない可能性もあるでしょう。
広告代理店
広告代理店でも、広告媒体のひとつとしてパンフレットを発注できます。広告の制作を専門にしている会社なので、パンフレットを広告としてより効果的に演出できるように、企画内容やキャッチコピーなどを考えてくれるでしょう。ただし、広告を打ち出すことを専門としている会社なので、デザインや印刷は外部委託で行うことになります。デザインのイメージなどをデザイナーに伝えにくく、共有にくい点や、外部委託の分コストがかかる場合があるのです。
チラシやDMなどの発送代理会社
チラシやDMなどを広告のターゲットに届ける発送代理会社にも、パンフレット制作を依頼できます。発送する必要があるパンフレットの場合は、デザインから印刷、発送までを一貫して依頼できるので、煩雑さがなく、コストの削減にもつなげられるでしょう。
フリーランスのデザイナー
フリーランスのデザイナーにパンフレット制作を依頼することも可能です。会社などを挟まず直接依頼できるため、費用を抑えられるのが利点です。デザイナーが見つかっている場合は、充分パンフレット制作依頼先の選択肢になり得るでしょう。ただし印刷や納品については、他の業者を探して依頼しなければならないため、手間がかかってしまいます。
パンフレット制作の依頼先を選ぶ上で意識するべきポイント
どの外注先にパンフレット制作を依頼するか決めるにあたって、意識したいポイントもあるものでしょう。まず、これまでの実績を確認することが大切です。その会社が過去に仕上げてきた例から、クオリティの高さや得意分野をうかがい知ることができます。イメージに合ったパンフレットを制作してもらえそうかどうかを判断できるのです。
次に、業者の担当者がさまざまな案を提示してくれるかどうかも注目してください。製作者側の視点でアイデアを出してくれたり、問題点を検討してくれたりする姿勢の担当者であれば、完成度の高いパンフレットを作れるでしょう。
また、営業担当者の対応力やスピード感も重要になります。とくに印刷会社や広告代理店にパンフレットを依頼する場合、デザイナーとのやり取りは窓口となる営業担当者を介することになるのです。営業担当者との打ち合わせが円滑に進まない場合は、デザインの要望などもうまく伝わらず、納得のいく仕上がりのパンフレットを作ることは難しくなります。
また、料金の問題も大切です。完成品のクオリティや納期などの条件と見合った、納得のいく料金で依頼できるように、さまざまな業者を比較検討してみましょう。完成したパンフレットがどのように納品されるのか、下請けとの連携がうまくいっているのかなど、受注体制の確認もしておくと安心して依頼できます。
冊子型であるため、多くの情報を掲載でき、デザインやレイアウトでオリジナリティもアピールできるパンフレット。商品やサービスの宣伝、会社の案内など、用途はさまざまです。パンフレット制作を依頼できる業者は多種多様にあります。それぞれの業者に特色・強みがあるため、どこの業者に依頼するか決める際には、見積もりをとるなど、比較検討をしっかりして、イメージに合ったパンフレットを完成させましょう。