デザイン制作会社への依頼の仕方
デザイン制作を依頼しようとすると該当する会社がたくさんあります。しかし、誰にどんな依頼をすればよいかわからない点も多いものです。初めての人ならなおさらでしょう。仮にデザインを頼んでもまったく手ごたえを感じなかったケースもあります。スムーズな依頼の知り、思い通りのデザインを制作できるようにしましょう。
打ち合わせでは希望をしっかり伝えよう
まずはデザイン制作会社に依頼する前に内容を一覧にまとめておきましょう。たとえばチラシを作る場合、アピールポイントは必ず入れます。お店のオープンやイベントの告知などです。サイズはA4やA5が定型ですが、会社によっては変形サイズも可能です。
仕上げのカラーや紙質、両面印刷か片面印刷か決めます。最低でもこれらの項目は押さえてください。掲載したいイラストや写真があるなら素材として事前に用意しておきます。文字はテキストデータとし、写真は何も加工せずに撮影データにしておきましょう。インターネットや雑誌で見かけた画像を参考資料とするのもOKです。
次は、希望にマッチするデザイン制作会社を探します。どの会社もプロのグラフィックデザイナーやコピーライターが所属していますが、請け負う仕事内容は異なります。また、デザイナーによってテイストが変わりますし、会社にも得意不得意があります。
求めるイメージに合う会社を探して、電話やメールなどから打ち合わせのアポイントを取りましょう。打ち合わせの段階では資料を見せつつ依頼内容について相談します。制作したいデザインについて質問されるので、頼みたいことを詳細に説明できるようイメージを浮かべておきましょう。
かかる費用やスケジュールが気になるところですが、制作会社側は充分な判断材料がないと見積もりを行えません。スケジュールと見積額に納得がいけば発注します。制作が始まればあれこれ修正するのには別途費用がかかるのできちんと形にしてください。
スケジュールを早めることもできないので注意しましょう。よほどの事情がなければ約束のスケジュール通り進行します。それだけ事前の打ち合わせが大切となってくるのです。
情報はデザイナーと共有しましょう
デザイナーにデザインを依頼する際には丸投げはやめてください。マーケティングに理解のあるデザイナーもそうでないデザイナーも同様です。最低限の情報は打ち合わせの段階で共有しましょう。共有することでデザインの方向性も変わってくるのです。チラシであれホームページであれ、制作にはターゲットが存在します。
年齢・性別・好み・価値観だけでなく、ベネフィット・余白の有無などのデザイン面もあてはまります。ターゲットの年齢や性別によって求められる色彩などのデザインは変わってきます。双方でイメージを間違わずに共有したいところです。
ターゲットの価値観によっても方向性はかなり変わってきます。マーケティングに理解のない経営者やデザイナーにも明確に伝えないといけません。デザイン面では、フォントの種類や配置、大きさなど、絶対に変えてはいけない箇所を共有しましょう。
過去の制作実績や得意分野を見極める
インターネットで検索すればデザイン制作を行う会社もすぐに見つかります。適当ではなくいくつかの点に気をつけて選びましょう。自社のコストを抑えるためにも費用はとても大事です。安さを売りにしている会社もあるのでどうしても選びたくなる場合もあるでしょう。
安くて仕上がりがよい会社も存在しますが、デザインには時間がかかるものです。ターゲットを考えずにコストを削ると安くはなりますが、本来の宣伝の目的を損なってしまうこともあるので注意しましょう。料金は時間と比例するので、デザインにテンプレートを使用すれば安くなることでしょう。
予算をどうしてもかけたくないなら利用するのも手です。その分、オリジナリティーが打ち出せないのでその部分は考慮してください。デザイン制作会社には得意分野があります。得意とする分野ならクオリティが高くても不得意分野では難しくなるケースも多いです。
適材適所で選ぶことでデザイナーの真価が発揮されるので、webサイトを見てテイストをチェックしましょう。そして制作実績も重要になってきます。品質に関してはホームページでデザイン実績を見れば一目でわかります。クライアント企業も紹介されているので確認するといいでしょう。
デザインはテンプレートのように画一性ではなく多様性がある方が信頼できます。デザインが評価されることでリピートにつながり、多くの注文を得ることが可能となります。ホームページに数点しか掲載されていない会社より掲載数の多い会社の方が信頼できます。
制作会社は星の数ほどあるので作成したいイメージに近い会社を探してください。実績があっても会社によって得意不得意があることは念頭に入れておきます。依頼する際はターゲットの情報をなるべく伝えて共有しましょう。文章やイラスト・写真などの素材も渡して細かなイメージを伝えます。得意分野とする会社に頼めれば品質の高い集客力の見込めるデザインとなりやすいです。デザイナーと情報共有して一緒に作り上げていきましょう。